杯が満ちるまで on web

鈴木真弓です。
6月12日（土）は藤枝市生涯学習センターでパイロット版試写＆トークの会を開催しました。
20分の試写の後、映像に登場する藤枝市内の蔵元お2人（杉井均乃介さん、青島孝さん）と掛け合いトーク。約1時間のプログラムを15時、17時、19時の3回行いました。

各回終了後は運転されない方には吟醸王国しずおか映像製作委員会の会員蔵元7社（富士錦、正雪、初亀、磯自慢、杉錦、喜久醉、若竹）の銘酒を試飲していただき、運転の方には杉井さんと青島さんが当日朝汲んできてくれた蔵の仕込み水を飲んでいただきました。



杉錦、喜久醉ファンにはサービス満点のプログラム（無料ですし！）じゃないかと自負しましたが、告知期間が短すぎたせいか、1回目（15時）は30人、2回目（17時）は5人、3回目（19時）は3人と、ちょっと寂しい人数で、杉井さんと青島さんには申し訳ない結果でした

それでも2回目・3回目に来てくださった方とは、お2人とざっくばらんな座談会が出来て、最後はみんなで日本代表？のポーズ


この試写＆トーク会は藤枝市商業観光課のみなさんのご尽力で実現しました。
土曜日なのに職員の方が3人も来てくださいました。本当にありがとうございます

この日は参加者に無記名で感想アンケートを書いていただきました。順不同でご紹介します。

◎感動しました。みなさんのお酒に対しての取り組みや思いに、涙が出てしまいました（とくに「祈り」のシーン）。→「祈り」は私もお気に入りのシーンです。伝わるんですね～

◎日本酒に詳しくないのですが、ものづくりに励む人の姿はやはりすばらしいです。消費者も知る姿勢が大切だと思いました。→日本酒に接点のない方にも伝えたいのがそこです！

◎音楽と映像のハーモニーが素晴らしい。→音楽は、酒蔵と同じくらい歴史を刻んだ18～19世紀の作曲家の作品からチョイスしました。

◎お酒に興味が湧いてきました。映像も素晴らしかったと思います。バックミュージックがさらに盛り上げていたと思います。今後は「静岡のお酒」とラベルを確認して購入したいと思います。→映画の力で静岡の酒の購買率が上がればこんな嬉しいことはありません！

◎酒造りの大変さを改めて知りました。もっと地元の人が当たり前のように飲めるといいなぁと思いました。

◎映像を見て、地元にかつてあった酒蔵のことを思い出しました。今は廃墟になっていますが、郷土資料館として修復できたらと思います。歴史文化を大切にする故郷でありたい！→素晴らしいアイディアです。ぜひ実現させてください！

◎もう少し登場する蔵元が多いのかと思った。中部のごくせまい範囲の蔵だけだったのが残念。→このプロジェクトに賛同し撮影ＯＫしてくれた蔵がたまたま中部の蔵元さんでした。たくさんの蔵元を紹介するのは、力もお金もあるテレビの情報番組か酒造組合のプロモーションビデオにおまかせします

◎志太に住んでいてよかった！とつくづく思いました。おいしいお酒を大切に造ってくれる人がいるのが、ひしひしと伝わってきました。

◎すばらしい志太地区の酒を日本全国・世界に広げたい。早く完成版を観たいです！

◎ナレーションがないため、画面に引き込まれて良かった。→本編ではナレーションを入れる予定ですが、入れ方に苦労しそうです。

◎ナレーションはなかったけれど、心に響く映像でした。静岡という土地、藤枝という土地に育った縁を感じ、その土地に居ることの幸せを感じました。

◎完成品が楽しみです。ものづくりに対する姿勢という意味で、広い人々に感動を与えられるのではないかと思いました。

◎地元のお酒を毎日いただいています。そのお酒のドキュメンタリーを視聴できたことに喜びを感じました。どうか良い映画を作ってください。→はい、がんばります



アンケートにご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。映像で、青島さんが稲刈り後につぶやいた「喜び半分、プレッシャー半分」とおんなじ心境です。更に言えば、ラストシーンの彼の一言「生まれました」の心境に達してみたいものです…。

3回上映でトータル30,000円のご寄付をいただきました。

参加者のみなさま、杉井さん、青島さん、お酒を無償提供してくださった蔵元のみなさま、藤枝市役所の関係者のみなさま、そしてボランティアで会場運営に尽力してくれた斗瓶会員のみなさん、本当にありがとうございました