喜久醉の袋洗い撮影

 鈴木真弓です。
 10日は、『喜久醉』の蔵元・青島酒造で今期最後の大吟醸の上槽(搾り)が終わり、
搾り終えた酒袋から、酒粕を取り出して、酒袋や槽(ふね)の落とし蓋などを洗う作業を撮影しました。

喜久醉の袋洗い撮影

 静岡県の吟醸造りは「洗いに始まり、洗いに終わる」と言われるように、杜氏や蔵人には、原料の米を洗うところから、最後の最後、袋を洗い終えるまで、何一つ手を抜けないハイレベルな作業が要求されます。


 袋をきれいに洗っておかなければ、クセや匂いが染みついてしまって、酒の味に影響するのです。
・・・そんなこと、食品製造業なら当たり前じゃない?と思われるかもしれませんが、静岡の蔵は、洗い方がハンパじゃないんですね~。

喜久醉の袋洗い撮影 洗剤や漂白剤を一切使わず、水だけで、毎日毎日、2週間ぐらいぶっ通して洗う。青島酒造では「袋の底を噛んで、水の味しかしなくなったらOK」だそうです。ちなみに青島酒造の酒袋、どうみても新品にしか見えませんが、なんと20年使っているそうです。

「昔は木綿に柿渋を塗って使っていましたが、最近ではいい化繊製のものがあるんですよ」と蔵元。
 いくら化繊製とはいえ、洗剤・漂白剤も使わずにこんなに真っ白なんて・・・。女性の肌も、水で手入れするだけで白く保てるといいのになぁ(苦笑)。

 袋洗いの作業の様子は、鈴木真弓のブログ『杯が乾くまで』で詳しく紹介していますので、こちらもぜひ!


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2010年03月11日 Posted bymamichan at 17:28 │吟醸王国しずおか製作NEWS


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喜久醉の袋洗い撮影