あけましておめでとうございます

鈴木真弓です。

静岡市はお天気に恵まれ、初日の出もばっちり拝めました(と、夜明け前に静岡浅間神社に参拝した家族が申しておりました。私は布団の中でした~face04)。

改めまして、2011年あけましておめでとうございます。
『吟醸王国しずおか』は、たくさんのみなさまにエールのたすきをつないでいただきました。
いただいた年賀状でも、映画制作の難しさとそれを克服する価値について、ご理解とご支援をくださるメッセージを頂戴しました。

ちょうど今、駅伝中継で疾走する若者たちの姿に刺激を受けながら、「たすきをつなぐ」ことの重みをひしひしと実感しています。明日・明後日の箱根駅伝でも同じ感動をもらえるでしょう。

こちらも、今年こそ勝負の年だ!との決意を新たにしています。これまでのように頻繁に試飲会や文化祭等のイベントを開く余裕は持てないと思いますが、
HP等を通して一歩一歩の歩みと、「完成」のお知らせをお伝えできればと思っています。

有難いことに、昨年末から会員のみなさまから応援メッセージを頂戴し、『しずおか吟醸伝』で紹介させていただいています。
映画制作への応援のみならず、静岡の酒、日本酒文化そのものへの応援メッセージになっています。ぜひ多くの会員のみなさまにご寄稿いただき、地酒ファンが集う楽しいサイトにしていきたいと思っています。


引き続き「杯が満ちるまで」ならびに『吟醸王国しずおか公式サイト』をご愛顧くださいますよう、
よろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます


さて、
昨年末の「酒と匠の文化祭」で國本良博さんに朗読していただいた酒の文学の中に、
篠田次郎さんの『日本酒ことば入門』がありました。
元旦のお屠蘇についてのちょっとしたウンチクです。ぜひご一読を。

1月の酒 屠蘇酒 (篠田次郎著『日本酒ことば入門』から)


 年が改まって新年を迎えることを、あらまたという。着る物もあらため、身の回りのものも新しいものに切り替える。新年になって使う水を「若水」といい、これで身を清め、口をすすぎ、手を洗う。
 
 あらたまの気分で飲む酒は屠蘇酒である。屠蘇散(とそさん)という薬草を浸した薬草酒だ。それぞれの家で作る。屠蘇散は、何種類かの本草(ほんぞう)を調合したもので、漢方薬の店で手に入る。布の袋に入っていたものを瓶子(へいし)と呼ばれる瓶に入れ、酒を注いで屠蘇を浸す。それぞれの家のしきたりと好みで、みりんを入れて甘く飲みやすくする。
 
 杯は朱塗りの三つ重ねを用い、目下の者から目上の者へ杯を回していく。三三九度の形をとる。屠蘇は香りが高く、おいしい飲物である。これを飲むことによって、一年中の邪気を払うとされている。
 お正月の酒は、こんなふうに居住まいを正して、飲み始めたいものである。でも、それぞれの家では、瓶子や三つ重ねの杯をなかなか用意できないだろうから、飲食店などでぜひやってもらいたいものだ。
 
 屠蘇酒の儀式が終わると、そのあとは、おせち料理で酒宴となる。おせちはサービスする人の側も、料理の支度にわずらわされないように、松の内の料理を前もって作っておくものである。
 
 この日のために、おいしいお酒を何種類も用意しておこう。冷やもよし、お燗酒もよし。酒器もとっておきの逸品を並べ、おせちの彩りに合わせて味と見栄えの組み合わせも味わおう。



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2011年01月01日 Posted bymamichan at 11:29 │吟醸王国しずおか製作NEWS


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