地酒は地域の元気のミナモト!その1
鈴木真弓です。
現在、吟醸王国しずおか映像製作委員会では、会員増強と広報手段について「斗瓶会員」というボランティア会員がさまざまな知恵を出し合っています。
「斗瓶」などと書くと、スペシャルな会員ばかりと思われるかもしれませんが、スペシャルなのは肩書や酒歴ではなく、静岡酒への愛の深さ。肩書・酒歴まったく関係ありませんから、ぜひ斗瓶仲間になってくださいね
ちなみに直近の集まりは10日(土)で、場所は藤枝駅前の某店です。興味のある方は吟醸王国しずおかHPのお問合せ先へご連絡くださいまし。
さて、吟醸王国しずおかを知っていただく、応援していただくきっかけづくりとして、今度の会議でも参考にしようと思っているのが、しずおか地酒研究会で2009年8月に開催した第35回しずおか地酒サロン『地酒は地域の元気のミナモト!』の資料です。
現在、吟醸王国しずおか映像製作委員会では、会員増強と広報手段について「斗瓶会員」というボランティア会員がさまざまな知恵を出し合っています。
「斗瓶」などと書くと、スペシャルな会員ばかりと思われるかもしれませんが、スペシャルなのは肩書や酒歴ではなく、静岡酒への愛の深さ。肩書・酒歴まったく関係ありませんから、ぜひ斗瓶仲間になってくださいね

ちなみに直近の集まりは10日(土)で、場所は藤枝駅前の某店です。興味のある方は吟醸王国しずおかHPのお問合せ先へご連絡くださいまし。
さて、吟醸王国しずおかを知っていただく、応援していただくきっかけづくりとして、今度の会議でも参考にしようと思っているのが、しずおか地酒研究会で2009年8月に開催した第35回しずおか地酒サロン『地酒は地域の元気のミナモト!』の資料です。
『地酒は地域の元気のミナモト!』では、メーカーや販売店の販促事業とは別に、地域の生活者が「わがまちの自慢」として語りたくなるような地酒の価値の伝え方について、50人近く集まった蔵元・酒販店・消費者が肩書なしで語り合いました。サロンの模様はこちらをご覧ください。
限られた時間内で、互いの本音を聞き出すのはむずかしいと思い、事前に地酒研会員にアンケート調査を行い、意見の集約を資料としてまとめてみたのですが、改めて読んでみると、今後の活動の指針になるなぁとしみじみ実感しました。
このブログには、たぶんアンケート内の意見に共鳴する地酒ファンの方も訪問してくださっていると思いますので、少しずつ紹介していきますね。
Q1 蔵元・酒販店・地酒愛好会主催者に質問、「静岡の地酒を扱う上で励みになった」「静岡の酒を扱ってよかった」と思えるちょっとイイ話 or 深イイ話を聞かせてください。
■平成16年に静岡県清酒鑑評会純米部門で初めて一位になったとき、同じ樽の酒を少ないながらも商品化して販売したところ、またたく間に売り切れてしまいました。自分のために取っておいた酒までも、「どうしても」というお客さまに譲ってしまい、じっくり味わう間もなく、思い出の中の酒になってしまいました。
3年後の静岡県地酒まつりinTOKYOで、一組のカップルから声をかけられました。「実はこのたび結婚しまして、このお酒の造り手の貴方とこれで一緒に乾杯したくて…」とカバンから取り出されたのが、その幻の酒でした。お2人の前で封を切らせていただき、その場で思い出深い乾杯をさせていただきました。感動の味が一瞬のうちに思い出の中から飛び出してきて、たった5分ぐらいの出来事でしたが、心をこめて造ったものが、こんなにも人に喜ばれた造り手冥利に尽きる時間でした。(富士錦酒造蔵元・清信一)
■15年前、ボランティアで町内の子どもソフトボールのコーチをしていました。その時小学生だった子どもたちは、今は大学生になり、そのうちの一人が父親と一緒に日本酒を買いに来てくれました。岐阜の大学で獣医を目指して勉強中の彼は、岐阜でも静岡の酒を愛飲し、当店の酒の会には岐阜から学友を誘って来てくれます。「大学で静岡酒を応援するサークルを作ります」と言ってくれています。(旭屋酒店・小林秀俊)
■昔からいろいろな酒を扱ってきました。少し前は焼酎がブームで当店にも少し置いてあります。しかし飲まれる方を見ていると、ほとんどの方が「名前」で飲んでいます。しかも仲間内で固まっている方がほとんど。ですから焼酎の輪が広まっていくことはなく、小さくなっていきました。
当店は何年か前から静岡地酒を中心に置くようになりました。すると、それぞれの酒蔵のファンに来ていただけるようになり、その方々が交流し出しました。その輪はどんどん大きくなりました。それは、鈴木真弓さんが前からおっしゃる「酒縁」だなと思いました。
日本酒、とくに静岡の地酒には、人と人をつなげる力があると思います。それはブームではなく、ずっと継続してファンで居続ける原動力です。(居酒屋「湧登」・山口登志郎)
限られた時間内で、互いの本音を聞き出すのはむずかしいと思い、事前に地酒研会員にアンケート調査を行い、意見の集約を資料としてまとめてみたのですが、改めて読んでみると、今後の活動の指針になるなぁとしみじみ実感しました。
このブログには、たぶんアンケート内の意見に共鳴する地酒ファンの方も訪問してくださっていると思いますので、少しずつ紹介していきますね。
Q1 蔵元・酒販店・地酒愛好会主催者に質問、「静岡の地酒を扱う上で励みになった」「静岡の酒を扱ってよかった」と思えるちょっとイイ話 or 深イイ話を聞かせてください。
■平成16年に静岡県清酒鑑評会純米部門で初めて一位になったとき、同じ樽の酒を少ないながらも商品化して販売したところ、またたく間に売り切れてしまいました。自分のために取っておいた酒までも、「どうしても」というお客さまに譲ってしまい、じっくり味わう間もなく、思い出の中の酒になってしまいました。
3年後の静岡県地酒まつりinTOKYOで、一組のカップルから声をかけられました。「実はこのたび結婚しまして、このお酒の造り手の貴方とこれで一緒に乾杯したくて…」とカバンから取り出されたのが、その幻の酒でした。お2人の前で封を切らせていただき、その場で思い出深い乾杯をさせていただきました。感動の味が一瞬のうちに思い出の中から飛び出してきて、たった5分ぐらいの出来事でしたが、心をこめて造ったものが、こんなにも人に喜ばれた造り手冥利に尽きる時間でした。(富士錦酒造蔵元・清信一)
■15年前、ボランティアで町内の子どもソフトボールのコーチをしていました。その時小学生だった子どもたちは、今は大学生になり、そのうちの一人が父親と一緒に日本酒を買いに来てくれました。岐阜の大学で獣医を目指して勉強中の彼は、岐阜でも静岡の酒を愛飲し、当店の酒の会には岐阜から学友を誘って来てくれます。「大学で静岡酒を応援するサークルを作ります」と言ってくれています。(旭屋酒店・小林秀俊)
■昔からいろいろな酒を扱ってきました。少し前は焼酎がブームで当店にも少し置いてあります。しかし飲まれる方を見ていると、ほとんどの方が「名前」で飲んでいます。しかも仲間内で固まっている方がほとんど。ですから焼酎の輪が広まっていくことはなく、小さくなっていきました。
当店は何年か前から静岡地酒を中心に置くようになりました。すると、それぞれの酒蔵のファンに来ていただけるようになり、その方々が交流し出しました。その輪はどんどん大きくなりました。それは、鈴木真弓さんが前からおっしゃる「酒縁」だなと思いました。
日本酒、とくに静岡の地酒には、人と人をつなげる力があると思います。それはブームではなく、ずっと継続してファンで居続ける原動力です。(居酒屋「湧登」・山口登志郎)