地酒は地域の元気のミナモト!その2

鈴木真弓です。
先週に引き続き、昨年8月開催の第35回しずおか地酒サロン『地酒は地域の元気のミナモト!』会員アンケートから、一般消費者の地酒感動体験について紹介します。

Q.呑み手として静岡の酒で感動した・楽しめた「ちょっとイイ話」or「深イイ話」を教えてください。


私は学生時代に祭りの研究をしていて、気に入った町は歴史ある祭りがあり、酒蔵と銭湯があって、水が豊かで、路面電車や水運がある町でした。
 藤枝に引っ越してきて、こんなにたくさん酒蔵があって、家の前には昔、軽便鉄道が通っていて、すぐ近くに今は無き「翁弁天」がある…。最初に住んだ岡部で、結婚式は酒の神様「神(みわ)神社」。公民館で開いた披露宴には「初亀」の樽酒。こんなに美味しい酒を造っている蔵が静岡にあることに驚きました。関東出身の私は、静岡が酒どころとは知らず、学生時代は日本酒が苦手だったからです。そして「喜久醉」を飲んでからは、日本酒を毎日飲んでもいいと思えるようになりました。(HWF 久留聡)


以前、しずおか地酒サロンに参加した帰りに、お土産に地酒を買って帰りました。その日は家に母と祖母がいて、2人が日本酒を飲んでくれたのが嬉しかったと同時に、3世代揃って地酒の味や香りを同じように味わい、楽しく過ごせたことに、大きな幸福を感じました。(20代女性・社会人1年生)


先日、仕事の関係で、福島・山形の方々と会食した時、「静岡にも美味しい地酒があると聞きましたが本当ですか?」と聞かれました。そこでしずおか地酒サロンでお邪魔した英君酒造のことや、テレビで拝見した『しずおか吟醸物語』の話をしました。たまたまその店に「開運」があったので、私が知る範囲で亡き波瀬正吉杜氏のことも話しました。日本酒自慢を誇る東北の方々も大いにナットクされていました。
 今後も出来る限り静岡の酒について勉強し、体感し、もっともっと静岡の酒の良さを伝えられるようになりたいと切に思います。(50代男性・メーカー勤務)


これまで周囲に「純米酒」の信奉者が多く、疑問に思うことはあっても、純米酒よりあきらかに優れた非純米酒(醸造アルコール添加酒)を体験することが少なかった。静岡の吟醸酒に出逢ってようやく求める酒に出会えた。
 静岡の酒をいろいろ飲んで感じるのは、いわゆるハズレに出会わないこと。有名な蔵から、そうでない蔵まで、個性はあっても変なクセはない。静岡・焼津・藤枝等の駅周辺を散策すると、小さな居酒屋でもしっかり地酒が置いてある。他の地方では意外に少ないのだ。それだけ地域といい意味で密着していると思う。(30代男性・東京都)



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2010年04月13日 Posted bymamichan at 09:39 │読みもの


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