「開運」の県知事賞

篠田酒店ドリプラ店の萩原和子です。
3月19日は静岡県清酒鑑評会一般公開日でした。
今年の酒造りの成果のお披露目ですから、愛飲家にとっては絶好のチャンス!
この日を待ちかねている多くの地酒ファンは、12時の開場を目指して長蛇の列を作り、
受賞酒とご対面できる瞬間をワクワク待ちわびます。

「開運」の県知事賞

その注目の県知事賞に「開運」が選ばれました。
開運は昨年も県知事賞を受賞した常連蔵ですが、今年はいつもの年と一緒ではありません。

名杜氏波瀬正吉さんが亡くなり、まったくの新体制での第一歩。
今年の「開運」は大丈夫?と誰もが案じていたことでしょう。
土井社長のプレッシャーは云うに及ばず、
蔵中が心ひとつに造りに徹したのだと思います。

結果は見事、連続県知事賞!
波瀬さんの魂は蔵の中にしっかり生きていました。
波瀬さんエライ!
社長スゴイ!
「開運」の県知事賞これは開運の歴史に残る偉業だと思いますicon12

努力することは誰もやっています。
しかし、結果がそのまま付いてきたのは、運だけではないでしょう。
高いレベルの目標を抱き、造りの心技体が結実した成果だと思います。

波瀬さんが蔵の神様になって、蔵中のお酒さんに声をかけながらゆっくり歩いている姿が目に浮かびます。
出来上がった「開運」を口に含んだとき、
何のてらいもない、実にさわやかな味わいが広がり、
「いいなぁ!」と思わず独りごと。
お酒は他のものと比べることが出来ない不思議な生命を持ち育てています。
そして、
人々の心が加わり、進化していく・・・。

私はこんなお酒メルヘンを生き甲斐に、これからも生きていきたいと思っていますface02



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2010年03月22日 Posted bymamichan at 09:10 │つくる人


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